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河合郁人「声だけで伝えるすごさを実感しました」ドリームワークスのアニメーションで映画声優に初挑戦! 『バッドガイズ』【インタビュー】

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-そういう意味では、この物語に共感する部分もありますか。

 スネークの気持ちはよく分かります。最初は一方向からしかものを見られず、「裏切られるんじゃないか」と心配しているんですけど、だんだん仲間の思いに気付いて視野が広がり、チームワークがさらに高まっていくんですよね。そういう部分はすごく共感できました。

-自分を変えるのは、大人になるほど難しいですよね。

 年を重ねるほど、自分の恥ずかしい部分や隠したい部分をさらけ出すには、覚悟が必要になってきますからね。そういうことも描いているのが、この作品のいいところです。バッドガイズのメンバーはそれぞれ性格が違うので、「誰が自分に近いだろう?」と当てはめながら見るのも面白いと思います。

-ちなみに、ちょうど同じ5人ということで、A.B.C-Zのメンバーをバッドガイズに例えるとしたら?

 まず、僕は当然、自分が演じたピラニアです。ウルフはセンターということで、橋本(良亮)。変装で七変化を見せるシャークは役者魂の強い戸塚(祥太)で、コンピューターに強いタランチュラがゲーム好きな五関(晃一)。スネークは黄色いのでツカちゃん(塚田僚一)ですね(笑)。

-きれいにハマりました(笑)。ところで、今年はA.B.C-Zのデビュー10周年に加え、この映画が公開される10月には河合さんも誕生日を迎えますね。

 そうなんです。自分の中では勝手にお祝いを頂いたような気がしています(笑)。自分に新しいチャレンジというプレゼントを頂けたうれしさもありますし、ファンの皆さんも、僕の誕生日の月に、僕の出ている映画を見られるのは、幸せな時間じゃないかと思います。ちょうど35歳という節目を迎えるタイミングで、最高のプレゼントになりました。

(取材・文/井上健一)

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